割れにくく美しい爪にするために自分で出来ること【自爪を丈夫にする5つの方法】

 

爪の白い部分を少しでも伸ばそうとすると、すぐ2枚爪になったり割れたりする

 

爪が薄くかけやすい。きれいな形に整えたいのに途中でかけてしまう

 

爪が薄くてすぐ折れてしまったり、欠けてしまったりする・・・

 

サロンにご来店のお客様のお悩みも「爪が割れやすいので何とかしたい」「爪を伸ばしても途中で割れてしまうから、キレイに伸ばしていきたい」というご要望が多いです。

指先は隠すことができず人の目に触れる機会が多いですから、見た目もきになるところではありますが、

爪が割れやすいと見た目だけでなく、日常生活の中でも爪先を使う作業がしにくいなど、何かと支障が出てきますね。

でも大丈夫、今回は、私たちネイリストも実践している、毎日のちょっとしたお手入れで、自爪を丈夫にする5つの方法をお伝えします。

 

そもそも自爪ってなんだろう?

自爪の主成分は、ケラチンと呼ばれる繊維状のタンパク質です。

自爪は、その硬さから、歯や骨の仲間だと勘違いされがちですが、

皮膚が角質化して形成された、皮膚の付属器官です。

付属器官というと、少し難しいですが、髪の毛と同じ仲間です。

ただ皮膚や髪の毛と違い、自爪は水分油分が少ないため乾燥しやすくトラブルが出やすいのです。

 

自爪は一見、一枚の板のように見えますが、

実は鱗状の角質が重なり合い何層にも積み重なってその形を作っています。

水分、油分は鱗状の角質ががポロポロ剥がれないようにくっつける、糊の役目を果たしています。

ですから、乾燥する=糊が無くなる状態なので、2枚爪になったり、割れやすくなってしまったりするんですね。

 

体の内側からケアする!自爪に良いたべものとは?

自爪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質だとお話しました。丈夫な自爪をつくるためにまずは、体の内側から、タンパク質を意識して摂取することからはじめましょう。

摂取したタンパク質は一部ケラチンに変化し、割れにくい丈夫な自自爪を形成してくれます。

 

  タンパク質含有量が多い食品類

 

*食品100gに含まれるたんぱく質量が多い順

肉類:生ハム、鶏ささみ、ローストビーフ、牛もも肉、豚ロース

魚介類:イワシ丸干し、いくら、焼きたらこ、するめ、かにかまぼこ

卵類:卵黄、ゆで卵、ウズラ卵生、生卵

大豆製品:きな粉、油揚げ、納豆、がんもどき、厚揚げ、こしあん、豆腐、豆乳

乳製品:パルメザンチーズ、スキムミルク、プロセスチーズ、カマンベールチーズ、クリームチーズ

 

食品100gに含まれるたんぱく質量は多くの場合が記載されていますので、購入の際に見てみると分かりやすいです。

 

  タンパク質と合わせて取りたいビタミン

 

ビタミンAは、お肌、そして自自爪の乾燥を防いでくれる栄養素です。

タンパク質と合わせてビタミンAを意識して摂取することで、自自爪の表面が乾燥しにくくなり、

その結果自自爪のヒビ割れや縦スジ、欠けなどが起こりにくい状態になります。

 

ビタミンAが含まれている野菜

ニンジン、ほうれん草、アスパラガス、リンゴ、パパイアなどなどの緑黄色野菜。

野菜意外では、うなぎ、レバー(牛、豚、鶏)、チーズ、玉子にもビタミンAが豊富に含まれます。

とはいえ、毎日の食事でここまで意識できないよ!という方は、コンビニで食品を買う時に

ちょっとタンパク質量をチェックして多めのものを購入するとか、サプリメントで補うのもいいかもしれませんね。

 

爪切りはNG!ヤスリでやさしく削りましょう。

『自爪を切る』というと一般的には、自爪切りが思い浮かびますが、

あなたは自爪切りでバチンバチンと切ったりしていませんか?

実はこれ、自爪にとっては、とっても過酷なことで、ひび割れや二枚自爪の原因となってしまいます。

爪は、うろこ状の角質が重なり合い何層にも積み重なっていますから

爪切りでバチンと切ってしまうと、本来の自爪の構造層とは違うところで切れてしまい、

そこから二枚自爪やひび割れなどが発生してしまいます。

 

パイをナイフで切ると、バサッと割れてしまいますね。

それと同じような現象だと考えてもらうと分かりやすいいと思います。

自爪の長さを調整したい時は、自爪切りではなく、ヤスリ整えましょう。

 ゴシゴシ削らず一定方向にやさしく削ってくださいね。

 

こまめな保湿ケアが丈夫な爪をつくる

自爪が弱く欠けたり割れたりする理由のひとつは、自爪の乾燥です。

自爪は、自爪がのっている土台である指側から水分を吸い上げて補給し潤いを保っていますが、

その水分、油分の量はとても少なく皮膚や髪の毛に比べて乾燥しやすいです。

まして今の環境では、以前にもまして手洗い&消毒が頻繁に行うため、乾燥がひどくなっています。

 

手肌はカサカサして乾燥しているのを感じるので気が付きますが、

自爪には感覚がありませんから、乾燥していても自爪が割れたり欠けたりするまで放置しがちです。

 

本当は手を洗う毎に保湿することがベストですが、頻繁に保湿出来ない場合でも、

1日1回就寝前には、ネイルオイルやハンドクリームなどを指先に塗りこみ、

自爪にしっかりと油分と栄養を与えるようにしてください。

自爪と甘皮(自爪の根元の皮膚の部分)をしっかりと保湿して潤いをキープすることが重要です。

ハンドクリームでもOKですが、自爪にはネイルオイルの方がおススメです。

ネイルオイルは水分や美容成分が、自爪に浸透しやすいよう考えられていますので、より高い効果が期待できますよ。

 

指先のマッサージで血流を良くする

指先のマッサージは、今生えている(見えている自爪)ではなく、

これから生えてくる自爪を健康で強い自爪にする方法です。

個人差はありますが、自爪は健康な成人で1日約0.1㎜、1か月で3㎜ほど伸びると言われています。

計算ですると、今見えている自爪全体がすべて生え変わるには、半年くらいはかかるということになります。

 

マッサージで良い刺激を与え、指先の血行がよくなると、自自爪の成長に必要な栄養素が運ばれやすくなり、

健康で強い自自爪が早く伸びてきます。(効果の実感には、もちろん個人差はありますが)

ネイルオイルやハンドクリームを塗るとき、ついでに指先をマッサージする習慣をつけましょう。

 

  丈夫な自爪を作る指先マッサージ

自爪の根元(甘皮あたり)には、自自爪の成長を促進すると言われているツボがあります。

その部分をクルクル、ギュ、ギュ、ギュッと押してあげるのが効果的です。

 

薄い爪、割れやすい爪をてっとり早く強化する

ここまででお話してきたように、丈夫な自爪を育てていくのは時間がかかります。

今すぐにどうにかしたい方には、自爪の保護目的で物理的に厚みや強度をつけ割れにくくする方法が3つあります。

  1. マニキュア
  2. ジェルネイル
  3. アクリルネイル

このうち、ご自身でするのはマニキュアでの保護をおすすめします。

色を付けたくない方は、ベースコートやトップコートだけでも良いですし、

強化剤を含んだマニキュア(ハードナー、ストレンスナー)保護目的のものもあります。

「でもマニキュアを塗ると自爪が息出来くてかえって悪いいんじゃない?」と良く聞かれることがありますが、ご心配いりません。

自爪は角質ですから、もともと死んだ細胞なのです。ですから、息が出来ないということはありません。

自爪の乾燥をおさえて強化保護するという点では、むしろ使った方が良いといえます。

 

気をつけたいのはマニキュアを落とすときに使う除光液で、

これは乾燥を助長しますので、頻繁に使うことは避けたいところです。

マニキュアを塗る時は丁寧に塗り、1週間は保てるようにしてください。

除光液も1週間に1度の使用くらいなら心配することはありません。

 

今は、セルフでジェルネイルやアクリルネイルをする人も増えてきていますが、

ジェルをするには、下処理や消毒など知識や技術がないとトラブルを起こしかねません。

せっかく健康な自爪を手にしれるためにすることで自爪を傷めてしまっては台無しです。

自爪の保護をジェルやアクリルでとお考えの方は、ネイルサロンにお任せくださいね。

 

関連記事

PAGE TOP