ネ手肌の美しさは、紫外線ケアから｜ネイリストが伝えたい、肌全体のUV対策の話

手肌の美しさは、紫外線ケアから。
ネイリストが伝えたい、肌全体のUV対策の話

ネイルの仕上がりにこだわる私たちネイリストが、実はとても気にしているのが「肌の質感と透明感」。
どれだけ美しいネイルをしていても、手の甲が乾燥していたり、紫外線ダメージでシミが目立ってしまっては、せっかくのネイルが引き立ちません。

実は、肌と爪はとても密接な関係があります。
今回は、ネイリスト目線でお伝えする「肌全体のUV対策」を、少し専門的に深掘りしてみます。

まず知っておきたいのが、紫外線には種類があるということ。

つまり、「今日は曇りだから大丈夫」ではなく、毎日対策が必要なのです☀️

日焼け止めに書いてある「SPF」や「PA」って、よく見ますよね？

数値が高い＝強力ですが、大切なのは“適したものを適切に使う”こと。

用途	おすすめSPF / PA
日常（買い物・通勤）	SPF20〜30 / PA++〜+++
屋外（レジャー・スポーツ）	SPF50+ / PA++++

さらに、日焼け止めは2〜3時間おきの塗り直しが効果的。
手を洗ったあとや、汗をかいたあとには、忘れずに塗り直しましょう。

顔用・体用と同じく、手元や首に適した日焼け止めを選ぶのもポイントです。
特にネイルをされている方は、日焼け止めの成分にも少し注意。

ジェルタイプやミルクタイプの軽い処方で、
「ハンドUVケア用」「敏感肌用」などの記載があるものがおすすめです。

また、スプレータイプは髪や背中にも使えて便利♪
1本バッグに入れておくと、外出先でも重宝します。

紫外線は、シミや日焼けだけでなく、お肌のバリア機能を低下させる大きな要因のひとつです。
紫外線を浴びた肌は内部の水分が奪われやすく、乾燥しやすい状態になり、その乾燥がさらに紫外線ダメージを受けやすい肌にしてしまう

……つまり、「乾燥と紫外線ダメージの悪循環」に陥ってしまうのです。

これは顔だけでなく、手元や足元の肌にも起こること。

特に手は1年を通して露出している時間が長く、ネイルの映える“見せるパーツ”であるにもかかわらず、ケアが後回しになりがちです。
また、足元は春夏になるとサンダルなどで露出が増え、紫外線の影響をダイレクトに受ける部位です。

「UVケアだけでは不十分」
これは意外に知られていないかもしれませんが、紫外線対策と保湿ケアは“セット”で考えることが鉄則です。

　ダメージケアと予防を同時に行うのがポイント！
紫外線ダメージを受けた後の肌は、とても繊細で乾きやすい状態。だからこそ、「守る」だけでなく、「癒す」ケアも欠かせませんよ💡

成分名	役割・効果
セラミド	肌のバリア機能をサポートし、外部刺激から守りながらうるおいを保ちます。乾燥肌・敏感肌の方にもおすすめ。
ヒアルロン酸	自らの重さの約6,000倍もの水分を抱え込むと言われ、肌にふっくらとした弾力とうるおいを与えます。
ビタミンC誘導体	肌に透明感を与え、紫外線によるシミやくすみへアプローチ。エイジングケアにも効果的な成分です。